鬼の棲み処

普通な人「おーが」の記憶を逃がす場所、ただの備忘録

電池切れ

ココを放置すんのも忍びないて事で、無理矢理書いてみる。



とは、思わないように。



平日の午後、家族で近所の公園を散歩して、その近所のパン屋でランチと洒落込む。
食べ放題の店で洒落込むも何もあれへんとは思うが。
で、当然の如く、あらかた食い散らかして店を出て、愛車ハイエースに乗り込みキーを回す。



キュ…ルキュ…キュ…ルン………。



唐突やな、おい。

「あ〜あ、やっぱりぃ。」

飼い主様がっくし。
いや、知ってたよ?夏過ぎてバッテリがお疲れ気味なんは解ってたんよ?
けどね?ハイエースの寿命が後半年なもんやから頑張ってもらお思てたんさ。

幸い俺も飼い主様もJAFの会員。
本当は必要あれへんのやが、下僕その1がノルマ達成への帳尻あわせとして、入会してくれと言われたんさ。
もちろん費用はそいつ持ち。

早速ニヤニヤしながらJAFへ電話。
マニュアル通りの質問に答え、待つこと15分。
来たよ来たよ、白/青のカラリングの特殊車両が。



生まれて初めてJAF呼んだったわ。



あんちゃん降りてきて、間違いなくバッテリあがりいう事告げると、手際よぅ助手席の下からバッテリをさらけ出し、テスターで測定。

「ですね。」

携帯型の充電機取り出し、つないで

「どうぞ、かけて下さい。」

キュルルブフォーン
うん、電気は大事やね。

「早めにバッテリ交換して下さいね。」「ん、頑張るわ。」

何を頑張るかは不明やが、礼だけ言うてパン屋を後にする。その足で、ホームセンターを周り、バッテリの値段チェック…おまえ、ナメてんのか?
後半年乗るだけの車のバッテリなんて消耗品に



¥13000も払えるか!



しかし、冷静な俺、ミスタークールガイことおーがの脳味噌は新たな可能性をはじき出す。



「気ぃ付けて乗れば半年イケるんちゃうん?」



どうよ、この斬新かつ大胆な発想!
気ぃ付ける第1弾として、バッテリ液の補充やら強化液でも入れてやろかと残量確認。



maintenance free



読めました?めんてなんすふりー。
つまり手間要らず。液の補充不可。

しゃあないな、放電量に対して充電量が上回ればえんやろ?
通勤時ラジオも切って、ケータイの充電も止めて…



2日後にあがったよ、会社の駐車場で。



またまたJAFを呼びつけEgかける。
半泣きで帰って全泣き(?)で訴える。

「バッテリ買おうよぉ〜。」

さすがは飼い主様、すでにヤフオクでチェック済み。
即決で出てた怪しい外国産バッテリを落札。
外国産があかんのは知ってるが、半年位ならイケるんちゃうん?
全部込みで¥5000位やしな。
手続きをとっとと済ませて到着を待つ。
今日が到着予定日。んっふふ〜ん、恐怖から解放されんのよねん



キュウ…キュ…キュル…



惜しかった!後数時間やったのに!
休みで良かった、これが出勤時やったら…KPで行くだけか。
もぅこうなると慣れたもん言うか、余裕すら出てきて、任意保険に付いてるロードサービスを呼ぶ事に。
東京の集中受付センターに電話して、待つこと40分。
やって来たんは町の板金チェーン店の車。
なるほど、ぎょうさんある保険会社が独自にロードサービス持ってる訳も無く、こないな仕組みんなってんのね。
ちなみに、あんちゃんに聞くと、よその保険会社経由で頼んでも同じ人が来る可能性大。
6社と契約してんねんて。

このあんちゃん、電話でバッテリあがりて聞いてたせいか、携帯充電機持って車降りると、まっすぐバッテリにつないでEgかける。かかると一言

「じゃ。」

伝票も何もなく去ってった。

さて、その数時間後に待望のバッテリが届いたんやが、こないクソ重い物、持ち上げて外して、も1回持ち上げてハメんのか?

バッテリわざとあげて、JAF呼んで、バッテリ交換してもらうてのはあかんのかね?