鬼の棲み処

普通な人「おーが」の記憶を逃がす場所、ただの備忘録

mini Trangia



先生も走る12月、絶賛労働時間減少中の男おーがです、みなさんこんばんは。
これはクビになる前触れか?って気がし始めて泣きそうです、嘘泣きです。


さて、先日入手したmini Trangia(以降ミニトラ)由緒正しいアルスト「TR-B25」と、その仲間たちを何回か使ってみたんでインプレつか、感想でも書いてみようかと。
ただし、キャンプてな実践的な話やのぅて、なんぼでもリカバリ効く模擬環境やから注意。

まず、屋外で湯沸し実験。


2012.11.30 14:30 in Yokkaichi city seaside
こんな感じでマグカップ1杯分のコーヒー淹れるための湯ぅ沸かしてみた。
風はほとんどあれへんかったし、手袋無しで20分ほど野猿乗っても平気なくらい気温高めやったから、屋内とあんま変わらんかも。
マグカップは100均のシングルステン。元々は自作アルストの鍋代わりになってもらうつもりやってんけど、TR-B25買うたお陰で本来の使われ方されてる運のいい奴《笑
コーヒー美味い。これはクセんなるやろ。

続いて無謀にも米炊いてみた。言うても屋内《笑
この日キャンプに行けへんかった腹いせでやった。後悔も反省もしていない。


2012.12.1 20:50 Yokkaichi city Myhome
こんな感じで全く無問題。
1合の米炊いてみたけど、水加減適当なわりに上手くいった。ちょっと嬉しい。
60mlのアルコール使いきった頃に運良く炊けた感じやし、鍋も1.5合は炊けそうやから、今後は保険かけて80〜100mlくらいアルコール入れた方がいいかも。
ただ、買ってきたナルゲンボトルの容量が60mlなのが問題。結論としては125mlのボトルも買おう《笑
火加減、火の調整一切せぇへんかったんやけど、米炊くのてこない簡単やったっけ?
ちなみにご飯は美味かった。
家族の分はガスコンロ+土鍋で炊いてたが、家族全員満足。
今後、家族で野営とかなる事考えたら、飯盒は必須やろ?あぁ、買うね、おーがは絶対買う。買わないで居る未来が全く想像出来へんもん《笑
ちなみに、米炊くってのは蒸らし時間があるって事で、最低15分は我慢の時間がある。
その時間にレトルト温めるとか、汁物作るとかすると、あら不思議。




七輪の出番のぅなる!




更に、飯盒て中ぶたあって、そこで湯ぅ沸かしたり蒸し物出来たりする。
極論、飯盒で米炊きつつレトルトカレー温めて、蒸らし中にソーセージとか目玉焼き焼けば、マジで七輪不要。
いや、そうはさせやんけどね。

最後、いっとう現実的な実験。
屋外でチキンラーメンこさえてみた。コレはわりとガチな状況。


2012.12.2 20:30 Yokkaichi city Myhome
おーがが住んでるアパートて2世帯2世帯の2階建てで、おーがん家は2階なん。
で、隣の部屋がずっと空き家なもんやから、2階に上がってくんのはおーが家のみ。
それえぇ事に、隣の部屋の玄関前にパール金属の2人掛けベンチ(通称:番長)置いてんのさ。今回はそこに座ってLets Cooking!
今回から追加したアイテム「奇跡の風防」使用しての調理は、チキンラーメン激美味てな結果。
寒空の下、星見ながら飲む熱々の食後のコーヒーも美味いし、満足。
外の建物やら、道路から丸見えやからドキドキもんやったけど、通報されやんくてよかった《笑
書いてて気付いたんやが、3連休の内3日ともアルスト使てる上に、2日蓮ちゃんで晩飯こさえてる《笑
どんだけアルスト好きやっての。

こんだけ使ってみた総合的な感想は




最初から買えば良かった。




「そう言っただろ!」てなしたり顔の整骨医が居そうやが、ちょっと違うんさな。
TR-B25だけ買うてたら、こない使てへん思うんよ。アルコール入れたまんまに出来んのと、火力調整、消火が出来るてなTR-B25の売りんなる機能使てへんから、自作のアルストと変わらへんもん。
ミニトラやったからこんだけ使う気になってんのやろな、と。
じゃあ、自作アルスト+クッカーが正解か言われたらそれも違う気ぃすんのさ。なんて言うんやろ?安定感?
性能的な安定感もあるんやが「いつでもイケますよ!」てなすぐそばで待機してくれてる感じが非常に心強い。
おーがの自作やと、取り出した瞬間から「大丈夫?」「使えそう?」「傾いてない?」「それコケへん?」てな疑問符がついてまわるんやけど、こいつは「いつまでも見てへんくてえぇから、さっさと次の段取りしぃ!」てな湯ぅ沸くこと、米炊けることが大前提になってる安心感がある。
これは周り何もあれへん山ん中で使うこと考えたら、雲泥の差やと思うわ。

ただ、べた褒めだけしてもおもんないんで、気になった点もいくつか。
まず、造りが雑なんはしゃあないけど、ケガする可能性は取り除こうか。
おーががミニトラ手にして最初にしたんが試用やのぅてやすりがけ。

  
TR-B25火力調整蓋                             TR-281
TR-B25本体のこの部分とTR-281(専用ゴトク)のこの周囲部分のバリが割と危ない感じやったんで、やすり当ててみた。実際ケガするかどうか解からんけど、ちょっと気になった。
それと、これは微妙な話なんやが、後発(やと思う)のEsbitみたく火力調整蓋に取っ手があった方が便利やろなぁと思う。
あれはあれで邪魔な時とか、故障の原因になったりとかあるんやろけど、もしTR-B25失くしたら(多分、壊れる事あれへんやろから)Esbitのアルスト買う思う。いや、Alocsかもしんないけど《笑
ネットで見てみると、スタッキング時や鍋つかみ使用時にキズが云々て話もちらほらあるけど、大の男が外で使う道具のキズとか構ってらんないっしょ?てなスタンスのおーがやから無問題。


早かれ遅かれ
参考までに、こんな感じ
ま、気になったのはそんなんかね。

なんぼミニトラが優秀言うても、これだけじゃ快適に使われへん。せやから、いくつかの小物買うたからついでにご紹介。
まず、必要不可欠なんが風防。
風さえ止まればえんやから、難燃性の板を「コ」の字に立てりゃえぇやろ?100均にある、天ぷらあげる時の油はねガードなんかえんちゃう?折り畳めるし。
なんて思てたんやが、アルストの弱点補って性能アップさせるゴトク&風防てのがあるんよ。
それが、Trangia「ストームクッカー」てな、ゴトク、風防、クッカーがセットんなった商品。非常に評判えぇんやが、お値段と収納性に難あり。
ただ、評判の高さの秘密が構造見て解ったもんやから、Lets Pakuri!《笑
重要キーワードは「輻射熱」と「煙突効果」て事で、100均行ってあれやこれや・・・。


微妙にゴトクのが高い奇跡の寸法

ケーキ型
結果的に¥100で解決!《笑
あとはちょっとした小細工で、ストームクッカーと同じ効果が狙える・・・と、思う。
どう考えてもストームクッカーの真似出来やん部分てのは、ゴトクの「受け」部分。これは素晴らしい。
ただ、この素晴らしい構造は大小様々なクッカーに対応するためであって、おーがみたく決まったクッカーしか使わん人間には不要。
ちなみにこの「奇跡の風防」、無加工ポン付けな上にちゃんとスタッキングも出来る「ほぼ純正品」状態やから、自作ベースにも最適かもしんない。


お片づけ
おまけとして、ステンレスの丸板付属やから、加工の幅広がるし《笑

風防よりもっと必要なんがアルコール。


安いよ
安い燃料用なんやが、これは500mlで¥348。違う店で500ml¥298ての見つけたから今後はそっちで買う予定なんやが、500mlばかしすぐのぅなる可能性出てきた。
おーがのTR-B25が特別燃費悪いんか知らんが、コーヒー1杯分の湯ぅ沸かすのに50mlくらい使う気ぃする。
そやって考えると、数リッターまとめ買いとか出来ればえぇんやけど、さすがに一斗缶はやり過ぎよなぁ《笑

燃料用アルコール(以降燃アル)の持ち運びに重宝すんのがナルゲンボトル各種。


市販の500ml瓶持って歩いてもえぇんやが、じゃん臭いやん?安全性考えた専用ボトル売ってたりすんのやが、デカいんさ。でもって高い。
ナルゲンは18mlから1Lまで(おーが調べ)各サイズ選べる保存用樹脂瓶で、薬品に強くてこぼれへん構造が売り。
おーがが買った60mlのドロップディスペンサーで¥400せぇへん。この値段ならいくつか買えるし、失くしても惜しくない。
ミニトラ使い慣れて、湯沸しやら炊飯てな使い道ごとの燃アル消費量見えてきたら、それに合わせて小分けすればいちいち量測る手間省ける。

燃アルの計量兼小分け用に便利なんが100均のシリンジ。


元々はアルミの細い管が付いてんのやが、使い辛いもんやから改造済み。
言うても力づくで管引っこ抜いて、どこの家にも転がってる熱帯魚のぶくぶく用エアチューブ刺しただけやけど《笑
こんで大雑把にでも計量出来るよんなったんは非常にありがたい。意味不明に、大小様々なナルゲンボトルに詰め替えできるから《笑

いろいろ訳あって必要なる着火道具。


こいつはお馴染み点火用ライター。ガスが補充出来るのがオヌヌメ

これら(燃アル本体&小分けシリンジは持ち歩かへん)と、インスタントコーヒーやらカップスープやら計量した米やらを、500ml缶4本入るサイズの簡易クーラーバックに詰め込むとちょうど良い感じ。


真夏のビールの買い出しにも大活躍
このクソっ寒い中、お出掛けしたくなること必至セットの完成!
これなら野猿に積んでも違和感あれへんから、琵琶湖ソロツーとか行けちゃうんじゃね?《笑