鬼の棲み処

普通な人「おーが」の記憶を逃がす場所、ただの備忘録

敵は身内にあり

ogre-ogre2005-06-02





紹介するよ、家の優秀なメカニック。名はU.K.T.天才肌な彼的にはどんなトラブルも数秒で
「よし、直ったぁ!」
得意なのは、ラチェットのソケットやら外したネジ類をどこかへ隠す事。
ちっとも作業が進まない…。

で、週末のご機嫌な天気に背中を押され、工具片手に飼い主様の愛車「パル」の「イケそう度」チェック。

「原チャてこんな重かったか?」
などと呟きつつ駐輪所から家の前へ。
予想通りキャリパー引きずってた。

まず、グッチャリ潰されているキーシリンダーを外すため、外装の取っ払い。
ネジは固着してるわ、いろんな虫が出てくるわ、サイドスタンドの根本はステーごと錆びてるわで作業は難航。
そして、都合上車体を少し右に傾けた時、早くも問題点が顔を出す…。
青いトローリとした液体がリアホイルに…
「うわっ、オイル漏れて…いや、出てきた。」
漏れレベルではなく、注油してるかの勢い。
外装を軒並み外し、キーシリンダーも外す。ハンドルをロックしている金具も外す。
「よし!準備完…ん!?」
何気に目をやった先には赤茶色のフロントインナーチューブ。こりゃいつ折れてもおかしくない。シールのゴムも無くなってる。
「フロント全交換かよ!」
意気消沈しつつ、セルが回るかを確認…あ、バッテリー無いじゃん(w
タバコをふかしながら考える。
「ま、ダメ元って事で。」
タバコを消すと、キーシリンダーにつながっていた配線を見つめ
「多分、コレとコレ。」
勘だけで黒と緑のコードをより合わせ、バッテリーを外す。
そしておもむろに我が愛車CBRのバッテリーを取り外し、パルのターミナルにつなぐ…
「あ!…。」
瞬火花が散るがその後反応無し。やっぱりヒューズが飛んだ。そりゃ合わないよな(w

大きくため息をつくと、早くも撤収準備。
今見ただけで要交換部品がどっさり。
フロントフォーク
バッテリー
エキマニ=マフラー
各種ゴム製シール、ブーツ類
ガスケット
キーシリンダー
タイヤ
シート…。
間違いない、買い換えた方が安いぞ。つまり、イケそう度「0」