鬼の棲み処

普通な人「おーが」の記憶を逃がす場所、ただの備忘録

電気はボルト


はい、みなさんこんばんは。
家のPCがポンコツ過ぎて泣けてきたおーがです。
どうやら安いノートPCを買うことになりそうです。


さて、10.15土曜日の時点で、10.16日曜日の天気予報は雨一時晴れ。
我が家の野猿くん復活計画を進めようとしてたんやが、微妙な予報。
ところがどっこい、当日は、朝から雲一つ無い青空が広がる上天気で、半袖着てても暑いくらい。
そんな中、一杯荷物を積み込んだV-MAXに乗ったフラナガンが現れた。
いや、来い言うたんはおーがやから、来て頂いたんか。
勿論、来い言うた理由は、野猿のメンテナンスレクチャー。
つか、飼い主様の身を案じて、わざわざ安全点検に来たてとこかな。

で、まずは試乗。
野猿号の里親、marlと電話してた時
「ブレーキのあの面積とあの径だぞ?そんなに止まるわけ無いだろ。多分、ノーマルのモンキー知ってるフラなら、こんなもんだって言うぞ。」
言うてたんやが、フラは苦笑いしながら

「これ危ないって!」

はい、ダメ出し。ブレーキ効いてへんの確定。
おーが的にはマイルドな効き味やってんけどなぁ。

早速、作業開始。まずはフロントのドラムシューを押し広げるカムのグリスアップ。
更に、ブレーキワイアの注油。

フラナガンってば良い奴で、前日に必要そうな工具やらケミカル類のリストをメールしてきて、無い物返信したら、いろいろ持ってきた。
ある言うた物も持ってきた《笑
グリスもワイアに注油したスプレーも全部自前。
この先もずっと自前の油脂類使てた。
ちなみに、ワイヤグリスとチェーンルブと防錆潤滑剤は購入済みで到着待ち。

さて、仮組みして試運転。
おぉ、若干効いてる気ぃする。
おーが的にはこんなんでえぇやろ思ったんやが、フラ的には納得いかへんらしく、今度はブレーキワイアとドラムシューつなぐアームの交換。

下がノーマルで、上のすでに装着済みなんが、モンキーといろいろ互換あるダックスのアームらしい。
支点と力点の距離が離れる分、力が伝わるはず。
で、交換の結果



びっくり効くようになった



フラ的にも満足。
ブレーキワイアにグリスが回ったせいか、アーム延ばしたせいか、その両方かは知らんが、おーが的には恐いぐらい止まるよんなった。



見てろよ、そのうち前転事故起こすに。



で、お次は…って所で、ランチタイム。
フラナガン先生も一緒に、前日から娘のnnkが行きたがってた、行きつけのラーメン屋「長楽」へ。
お腹一杯になったら、午後の作業予定を決定。
ウィンカーの復活、オイル交換、キャブのチェックをするってんで、近所のカーマ行って、ウィンカー球、防水用のOリング、パーツクリーナ、Egオイル、廃油処理箱、両面テープ購入。
で、お家帰って作業開始。

まずはウィンカーレンズ外して、電球入れ替え。で、スイッチオン!左ウィンカー、点滅ヨシ!右ウィンカー



あれ?点灯?しかもリアだけが灯かない?



接触不良かと、接点復活材吹いたり、リレー触ってみるが改善せず。
ここでフラナガン先生本領発揮。
実は、本職の関係で、電気に詳しいんやな。
こっからは、フラナガン先生の独壇場。
おーがは電気解からんのと、こまい作業の邪魔んなるとあかんってんで、剥がれ始めたハイジ(我が家のハイエースの愛称)のモールを貼っ付ける。

飼い主様は自分の車ジャッキアップしてオイル交換始める。
さっきの買い物リスト見て「?」てなった人の疑問が解けた?《笑

さて、一通り作業終えると、フラナガン先生は腹くくって断線箇所の割り出し作業中。
ウィンカーのリレー スイッチ疑ってみたんやが、密閉ボックスんなってて中が解らへん。
ここは持ち主のおーがが力技で分解して、中身確認。
めっさキレイで問題無し。
次はハーネスか接点疑って接続部分を抜いて、左右入れ替えてみる。
右前と左後ろが点滅したんやけど、左の前が点灯して、右後ろが灯かへん。
つまり、前と後ろは連動してて、両方が正常やないと、点滅しやんて事が判明。
いや、知ってる人からしたら当たり前なんやろけど、おーがからしたら全く見当も付かん状況。
なんせ、電球替えて灯かへんかった時点で、ハーネス購入覚悟したんやから。

ここでフラナガン先生小考。
おもむろに右後ろのウィンカー外すと、接点復活剤ぶっかけ始めた。

「・・・何してんのん?」
「いや、この手って、マイナスをアースして取ってるんで、アースしてる可能性のあるところの接点と、中の配線の掃除をしてみようかと。」
「ふ〜ん・・・。」

えぇ、正直信じてへんかったよ。
前日に、たまたま調べ物してて、マイナスアースなんは知ってたんやが、そんなんで治るほど微妙な接触な訳あれへんやん。

ここでフラナガン先生、ある事に気付いた。



マイナスアース・・・接続部分の入れ替えは試した・・・マイナスアース・・・。



おもむろに、点滅、点灯実績のある、左後ろのウィンカー留めてるボルト外すと、右後ろのウィンカー留めてるボルトと入れ替える。
そして、キーオン!ウィンカースイッチオン!
左前と右後ろ(まだ配線入れ替えたまんま)点滅ヨシ!



あ、灯いてる《笑



つまり、ボルト1本でアースしてるらしく、錆びたボルトが通電してなかったみたい。
言うても、ウィンカーの取り付けボルトやで?雨ざらしんなるに決まってんのに、錆びる素材でアース取ったらあかんやろ。
ちなみに、ダメな方のボルトで、左後ろのウィンカー留めてみたら、やっぱりあかんかったんで、手持ちのボルトに変えてみた。

更に、生きてる方のボルトも、手締めやと灯かへんけど、スパナで締めると灯くってな、半死状態な事が判明したもんやから、近々ウィンカー留めてるボルトを全部ステン製に交換するようにフラナガン師匠から指示あった。
せやけど、コレ、フラナガン師匠居てへんかったら、絶対気付かへんよ。

その後もフラナガン師匠は、キャリアのサビ落としたり、サイドスタンドにオイル差したり、チェーンの張り調整しながら、日没終了。
家に入って、マクド食ぅてお帰りになられましたとさ。
しかも、お土産に純正メッキホイール、同スイングアーム、オンロードタイア前後、社外リアサス、防水シガーソケットなんかを置いてってくれたん。
昔っから、電気は苦手なんやが、見えへんから言うて諦めんと、どうにかこうにか考えろっちゅう事を学んだ先週の出来事でした。
とりあえず、野猿くんの電気関係はボルトの確認から始めよう。